2005年03月25日

第1回『ワガハイはコロ助ナリ/潜地球で宝さがし!』その1

えー、実験的に『キテレツ大百科』のレビューを始めてみようかと思います。
きっかけはこのあたりをお読みいただけると。

さて、最初期の『キテレツ』は『ドラえもん』と同様、
30分で2話放映というスタイルをとっておりました。
すぐに30分1本が主流になりましたが、
放映回数は331回、エピソードは348話というズレが生じています。
もっとも、本放映開始前には、
90分スペシャルとしてエピソードが6本放映されてますので、
全体としてはさらに増えます。
(この特番で好視聴率を叩き出したのでレギュラー化、というわけ)

では早速、第1話からいってみましょう。
基本的に、ブタゴリラこと熊田薫の名言を中心にいきますので、
詳細なあらすじ紹介は期待なさらぬよう……あしからず。

第1話『ワガハイはコロ助ナリ』

記念すべきテレビ放映第1話ですが、
キテレツ(木手英一)がパパから先祖伝来の奇天烈大百科を譲られ、
それを元にコロ助を生み出すという「本来の第1話」は、
90分特番で放映済みだったりします。
そのせいか、この第1話では、
キャラクターの説明は字幕の名前紹介だけ。
まあ、典型的な藤子F的キャラ配置なので、
人物関係なんか説明するまでもないんでしょうけども。

さて、昼寝の最中、夢に現れたご先祖の奇天烈斎(奇天烈大百科書いたヒト)に、
「(奇天烈大百科の)読みが浅い!」としかられるキテレツ、
というシーンから話は始まります。

で、キテレツがママに叩き起こされ買い物に行かされている隙に、
(このあたりの構図は、藤子作品永遠の風物詩。)
ここで登場するのがコロ助。でました。
「ワガハイにもキテレツ大百科を使う権利があるナリ」と、
のっけからやらかしそうな雰囲気を漂わせると、
次のシーンでは見事に失火未遂。期待を裏切りません。さすがだよ。

コロ助のやらかしに怒り心頭なママに、
さらに買い物ミッションに失敗したキテレツが火に油を注ぎ、
(「炭酸の入ってないジュース4本に、卵1パック」のはずが
  →買ってきたのが「単三電池1パック」というビッグ・ジョークが炸裂)
奇天烈大百科がいきなり没収されます。
んー。すばらしい。つかみとしては見事なまでに定石を踏んだピンチ。

まあ、当然ながらキテレツとコロ助はこれが原因で大喧嘩。
キテレツに
「お前は武士は武士でもカツオブシだ!」
というあまりにステキな罵声を浴びて、
コロ助は風呂敷をしょって家出していきます。
(ああ、これも藤子作品には欠かせない風物詩。
 ちなみに、『キテレツ大百科』ではメインキャラほぼ全員が家出を経験。
 すさんだ青春を小学生時代から送っております。)
         
どうせすぐ帰ってくるさ、とタカをくくっていたキテレツですが、
ここで初登場のみよちゃんにコロ助の様子を聞かされて、
こけつまろびつ家を飛び出してコロ助を探しに行きます。

んで、そのコロ助はといえば、
持ち出した貯金箱の中身を数えているところにやってきた、
我らが主人公、ブタゴリラによってその金をすべて強奪されます。
すげえ、もうのっけから容赦がありません。
ジャイアンですら滅多にやらかさない現金強奪ですよ。
(まあ、彼は「この道は今から俺の物。通行料払え」とかやるんですけど)
まあ、もちろんタダという訳じゃない、
というヒトの良さを見せつけるブタゴリラ。
売れ残った大根をコロ助に投げつけて、配達用のチャリで颯爽と退場。
うわあ。

コロ助から強奪した金で、
これまたここで初登場のトンガリとアイスを食うブタゴリラ。
コロ助を探しにやってきたキテレツと、
「あれ? 大根買って帰らなかったか?」
「また残り物の野菜を売りつけたな」
という会話。
どうやら金品強奪は日常茶飯事の模様。
やばい、この時点でジャイアンと同格。

とまあ、こんな紆余曲折を経て、
キテレツとみよちゃんは、途方に暮れて橋の欄干に座ってるコロ助を発見。
(みよちゃん、いい娘ですホント)
「早まるな!」
「うわ! 落ちる落ちる!」
という定番のボケをかました後、ようやく感動の再会を果たすわけです。

「奇天烈斎様の言った、一番大切なことが何かわかったよ。
 それはコロ助だって、奇天烈斎様は言いたかったんだ」

涙ながらに述懐するキテレツくん。
で、翌朝キテレツが、コロ助が作ろうとした道具を作ってあげる、
というシーンで一件落着でございます。
……えーと、キテレツが作ってあげたのはおねしょ防止用の薬なんですが、
それならばコロ助本体の漏水を直してあげた方がいいんじゃ……。

ここで第1話、つまり第1回の半ばが終了でございます。

たった15分の話に、なんでこんな長文書いてんだろう。
まあ、「キテレツとコロ助の絆」を視聴者に印象づけるという目的は、
短い時間でうまく果たしてるなあ、というところです。
多くの視聴者が期待していたであろう、
「第2の『ドラえもん』」としての作品づくりを、
製作者側が強く意識しているのを感じますね、このころは。
原作ではあまり一定していなかったレギュラーキャラを、
ひとまずドラえもんと同じ人数、配置に整えているところからも、
その意識を伺い知ることができます。まあ、当たり前の戦略ですね。
これがやがて、独自路線を歩き始め、作品の質もどんどん向上していくわけです。

それにしても、内容全然覚えてませんでしたね、さすがに。
もう、放映されてからちょうど17年前ですか……。

第2話「潜地球で宝さがし」は、また明日ということで。
posted by ツネヒサ at 04:12| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | キテレツ大百科 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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