2009年05月27日

SPACE BIO CHARGE

ということで、無事に菅野よう子のベストアルバムを入手ー。

菅野よう子は超すげーイカした作曲家というよりも、日本最強のアレンジャーであると思っております。その懐の深さ、広さはホントに尋常じゃない。
「どっかで聴いたことのあるフレーズ」だろうがなんだろうが、すべてを噛み砕いて飲み込んで、求められる音楽としてきっちり再構築して送り込んでくる。
スゲーっすよ。おそろしい人だぜ。
少佐じゃないけど、「エスパーよりも貴重な才能」って奴。

で、肝心の『SPACE BIO CHARGE』ですが、選曲も有名どころから渋めなところまで幅広く。個人的にはSteave Conte(CROWN JEWELS、THE CONTESのヴォーカル&ギターな人)がボーカルを取っている曲が少なかったのがちょい残念。だかしかし、これまで菅野よう子が関わった作品群からうまいこと持ってきてらっしゃる! 素敵なセレクトです。やべえです。収録漏れした曲を考えると、ACT.2とかも楽勝で行けるぜ!
たのむぜFlying Dog!

space bio charge.jpg
YOKO KANNO SEATBELTS
来地球記念コレクションアルバム「スペース バイオチャージ」

とりあえず、インナーに収録曲の初出などの情報が気持ちよく全カットされていたので(わはは)、自分の備忘録もかねていかに。

『スペース バイオチャージ』
【DISC1】

1.Fly up in the air(eco.size)
 :『MACROSS PLUS ORIGINAL SOUNDTRACK PLUS - for fans only』
たぶん『O.S.T』ではなく、こっちのアルバムのVerではなかろうか。『マクロスプラス』を代表する名曲。

2.Tank!(TV stretch)
 :『COWBOY BEBOP SOUNDTRACK 1』
『カウボーイビバップ』を見たことはなくても、この曲を聴いたことがあるという人は多いはず。あちらこちらで便利なBGMとして使い倒されてしまっている、OPテーマとして使用された名曲。

3.荒野のヒース song by AKINO
 :『創世のアクエリオン オリジナルサウンドトラック』
アクエリオンはパチンコオリジナルじゃねえ!と説明するのに疲れていたあの頃。それはともかく、AKINOのすげえ歌唱力を堪能できるマジ逸品。第14話のEDとして使用。

4.トルキア(eco.size) song by Gabriela Robin
 :『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX O.S.T.3』
変態的名曲がズラーッとならぶ『攻殻機動隊S.A.C』の楽曲の中でも、個人的に一、二位を争う曲。収録されてシビレすぎて漏らしそう。サンプリングとかどうやって持ってくるんだろう。この1トラックは神。……で、結局Gabriela Robinは誰なんでしょう?

5.WHAT PLANET IS THIS.
 :『COWBOY BEBOP -Knockin' on heaven's door-Ask DNA』
劇場版『カウボーイビバップ』からの一曲。ライヴ版聴くと、野太い声で「ワップラネッ! イズディス!」って声が響きまくってて最高です。

6.ハイヒールラナウェイ(eco.size)
 :『DARKER THAN BLACK-黒の契約者- O.S.T』
アニメ『DARKER THAN BLACK』のサントラから。飛び飛びに見てたからちーっとも音楽覚えてません! しかしこの人の引き出しはいくつあるんだ。しかも数だけじゃなくて奥が深い……。

7.Ask DNA(eco.size) song by ラジュ・ラマーヤ
 :『COWBOY BEBOP -Knockin' on heaven's door-Ask DNA』
劇場版『カウボーイビバップ』のOPを飾った名曲。ダルダルな感じが、映像にドハマリしてて最高でした。あのOPはすごいわ。

8.Could you bite the hand? song by Steave Conte
 :『WOLF'S RAIN O.S.T』
菅野作品に欠かせないSteave Conteがヴォーカルをとっております。『WOLF'S RAIN』のOP『stray』も格好良かったなあ……。ちなみにSteave Conteのサイトはこちら。しかしyoutubeなんかを見ると、海外では『WOLF'S RAIN』は結構ウケが良いようですな。

9.player(eco.size) song by Origa with heartsdales
 :『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society O.S.T』
Steave Conte、Gabriela Robinと並ぶ菅野三大ヴォーカリスト、Origaがヴォーカルをとる『攻殻機動隊S.A.C S.S.S』のOPテーマ。なにしろ歌詞がロシア語である事による異質感が素敵。菅野×Origaといえば、一番衝撃を受けたのがJR東海のCMソング(『21世紀が、のぞみました』篇。grand funcのサイトでまだ聴けるはず。)だったんですが、それ以来この二人にはやられっぱなし。

10.Power Of The Light(eco.size)
 :『ブレンパワード オリジナルサウンドトラック』
アニメ『ブレンパワード』の世界に一気に引きずり込むような、サントラでもファーストトラックに収まっていた曲。菅野よう子の生み出す劇伴は、その映像世界に有無を云わさず、しかししなやかに引きずり込んでいく優雅さと力強さがある。それを思い知らせるマスターピース。

11.限りなき旅路 song by 奥井亜紀
 :『∀ガンダム オリジナル・サウンドトラック3 COCOA』
なんと言えばいいのか、富野監督自ら『機動戦士ガンダム』を乗り越えたというか、呪縛から解き放たれたように作り上げた大傑作『∀ガンダム』。個人的にはこれこそが『ガンダム』というシリーズを作り続けてきた理由にすらなるんじゃないかという……監督に殴られますね、ははは。その掉尾を飾ったEDテーマがこの曲。『月の繭』からこの曲に到る、最終話のラストシークエンスは、いつ見てもやばいくらいに沁みます。物語の最後を飾ると云うことはこういう事なんだなと。ソシエの涙と叫びのシーンは屈指の名シーン。いやまあ、バックに流れてるのは『月の繭』なんですけどね。

12.DANCE OF CURSE(eco.size)
 :『THE VISION OF ESCAFLOWNE O.S.T』
菅野よう子ファン(と坂本真綾ファン)を急増させたアニメ『天空のエスカフローネ』からのセレクトはこれ。さすがです菅野さん。「エスカッ! フロッネッ!」と作品タイトルをコーラスが連呼。ストリングスの緊張感あふれる冒頭から、打楽器ドカドカでガックンガックン盛り上げていく最強の劇伴。これをバックに巨大なガイメレフが剣を打ち合う戦闘シーンと併せて、視聴者を軽々と異世界にぶん投げてしまう恐るべき逸品。

13.Genesis Of Aquarion song by AKINO
 :『創世のアクエリオン オリジナルサウンドトラック2』
アニメ『創世のアクエリオン』の最終回で使用された挿入曲。一躍有名になったOP『創世のアクエリオン』を含みながら、河森節大炸裂のあの神話的最終回にドはまりのアレンジが施されとります。AKINOの兄妹ユニットであるbless4の歌声を堪能するのみ。最高。

14.Lithium Flower song by Scott Matthew
 :『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX O.S.T.』
オーストラリア出身のヴォーカリスト、Scott Matthewがヴォーカルを取っております。Steave Conteといい、イイ男連れてくるなあ。『攻殻機動隊S.A.C.』のEDテーマ。歌詞を見れば一目瞭然ですが、公安9課の少佐こと、草薙素子大礼賛ソングでございます。内容には全く同意だ!

15.Shiro, Long Tail's
 :『WOLF'S RAIN O.S.T.2』
『WOLF'S RAIN』の劇伴。O.S.T.1に収録されていた『シロ』のロングバージョン。悲劇的な何かを予感させながら、それでも突き進んでいく物語そのものが、この三分強の短い時間のなかにある……と思うんだけど、どうすかね? 割と流しながら見ていたアニメなのに、たとえばこの曲を聴けば、キバの疾駆する映像が頭にフラッシュバックするわけですよ。どんだけ強烈に刷り込まれてるんだろう。有能な映像作家と彼女が組めば当然の結果なのかもしれんけども。

16.inner universe(eco.size) song by Origa
 :『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX O.S.T.』
『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』CS放送時のOPテーマ。地上波だと『GET9』が流れてましたな。ヴォーカルはOrigaで、一部英語以外はやはりロシア語の歌詞。押井版『攻殻機動隊』では、川井憲次による「アジア的無国籍」なサウンドが世界観に濃厚な色づけをしておりましたが、この『攻殻S.A.C.』では、この曲が持つ空気が、押井版との違いを決定的にした気がする次第。

17.ライオン song by May'n 中島愛
 :『マクロスF VOCAL COLLECTION「娘たま♀」』
もはや何をかいわんや。菅野よう子の「若く有能な女性ヴォーカリストを鬼のような曲で鍛え上げる」プロデューサーとしての恐ろしさも炸裂した『マクロスF』、後期OPテーマ。音楽と空間ドッグファイトという二律背反なテーマに果敢に挑みつづける『マクロス』シリーズでも屈指の歌姫、May'nと中島愛のツインヴォーカルであります。飯島真理にはまだまだ届かんが! でもこの曲を聴くと人生前のめりになれます。名曲過ぎるわ。

18.地球共鳴
 :『アルジュナ into the another world』
河森正治監督のアニメ『地球少女アルジュナ』より劇伴。どこかアディエマスを思わせるスケールのでかい一曲。しかし、聴いた瞬間に「ああ、菅野さんだ」とわかるってやっぱすごいことだよな……。アニメ自体は超実験的な作品で、自分の周囲でも高評価というわけではない。しかし! 主題歌が坂本真綾の『マメシバ』であったり、劇伴音楽は相変わらず高レベルを維持。

19.ラクエン〜secret garden
 :『WOLF'S RAIN O.S.T.2』
『WOLF'S RAIN』より。シークレットトラック。菅野サウンドのハンパないところは、映像とのリンクの強さもそうだが(これは音響監督や監督自身のセンスも重要だけど)、サントラを聴いているだけでも脳内で勝手に物語が動き出す、というところだろう。アニメ自体を見ていなくとも、サントラを聴くと、驚くほど明確にさまざまな物語が浮かんでくる。もちろん、映像を見た上で聴くとその効果は十倍とか百倍にもなるんだが、音楽自体に「物語」が仕込まれてるんだもんなあ。それ故に、意外に起用する方も腰が引けちゃうって事もあるんじゃないか知らん。


以上、ようやくDISC1終了!
長い!
あと2枚!


今日も疲れた! また次!
posted by ツネヒサ at 02:18| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 備忘録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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