2010年07月15日

冷蔵庫は空っぽの方がいい

宮崎御大が雑誌上においてiPadに関してカウンター発言をかまし、
それにガジェット好きの方々が反発しちゃったりしてる昨今。
まあ時代を画しちゃうかもしれない新しいモノに万能感を覚え、
それでもってその有頂天の中の幸福に浸っている人にとっては、
まあ「余計なお世話じゃ」ってことなんでしょうけども。
いつの時代も繰り返されることですが、
まあ結局新しいモノなんて生まれた瞬間に古くなってくんですけどね。

とはいえ、傾聴に値する言葉だと俺は思います。
安宅船の下りなんかはとくに共鳴しましたしね。
想像せよ、妄想せよ諸君、ということなんだと思うんですよ。
あの尊敬すべき大監督が言ってるからそうすべきなんだ!
とかそういうことではなく、
実際に自分で見て、感じて、記憶に刻み込むと言うことがどれだけ大事かという経験が有れば、誰しも一理あると思うでしょうし、俺なんかはいろんな意味で大いにうなずく部分があった訳です。
たとえば、関ヶ原にはじめて行って、「ああ、世の中の関ヶ原の合戦について書いてる奴の半分以上は、実際に関ヶ原に来て風景を見てねえし、てめえの足で山の中を歩き回ってもいねえな」と実感できましたし。

俺はiPhoneを使ってはいますが、正直iPadはどうでもいい。
会社の同僚のものをいじくらせてもらったけどまったく魅力を覚えないし、
買ったところで三日で飽きて放り出す自分が見えている。
だってまだ全然オモチャなんだもの。

このあたりのことはなんかきちんと書きたいなあと思うんですが、
まあ、アレです。
自分の五感と想像力妄想力観察力が合わさって初めて、
「モノ」が作れるってことを、
世の中のクリエイター志望諸氏には今一度思い起こしていただきたい。
俺はiPadにうれしそうに「使われてる」作家なんぞいないと信じてますが。
その希望はとてつもなくはかないと言うことも何となく知っています。

あ、そうだ。タイトル。
これは、藤子・F・不二雄先生がおっしゃってたことです。
「たくさんモノを詰め込んである冷蔵庫よりも、空っぽの冷蔵庫の方がいい」
いろんな美味しそうなものが詰まっている冷蔵庫よりも、なにもない方がむしろさまざまな想像力をかき立ててくれる。知識という引き出しを多く作ることよりも、自分の中にないものを探し求めることが創造の原動力になるんではないか、ということを書いておられたと思います。あいにくいま手元の資料を探せる環境にないので(というか家にいない)、正確な引用にはなってないんですけど。
これって、宮崎御大の発言と根っこは同じだと思うんですよね。


ということで、書き散らかしたまんま仕事に戻ります。
今週もあと二日だー。
posted by ツネヒサ at 02:59| 東京 🌁| Comment(7) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月14日

東北大陸へ

これを初めて見たとき、ああ、なんてきれいな場所が日本にはあるんだろう、と思った。
山に囲まれた信州にいながらそう思ったのは、たぶんに未知の土地へのあこがれというものもあった気がするけれど、この頃のJRグループが作っていた魔力的なCMのせいもあるんだろう。
音楽アレンジは菅野よう子。アレンジさせても日本屈指の才能なのはこれを見ればよくわかる。



こののち、大学に進んだボクは、イーハトーヴや遠野、秋田や福島に通い詰めることになるのであった。なんてわかりやすい。
posted by ツネヒサ at 03:07| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月12日

さからうものはしけい。がはは。

今日は愚痴!

千葉ロッテマリーンズ球団副代表、石川晃。
こやつが球団の副代表である以上、チームに未来は無い。

昨年から確信しておりましたが、開幕前だというのにさらにその意を強くせねばならいないとは! いやー、勘弁して。
勇んで渡米してったわりには「狙ってた選手と全部折り合いつかなかった。テヘ」でなんら成果も上げずに帰国。さすが、札束と地元囲い込みという特殊空間だけでしか発揮できない名スカウトスキルをお持ちだけのことはある! 根本からなに学んだんだ? 裏金工作だけか?
どう考えても必須戦力だったシコースキーに、屈辱的な交渉条件を突きつけて事実上の解雇。すばらしいね。その結果がなんだ、クソみたいなブルペンの完成だぜ。
こいつがGMだってんだからほんとに素敵な話だ畜生!

……でも結局観に行っちゃうんだけどね!
声を枯らして応援しちゃうんだよ。困るよね。さすがにファンやって16年も経つと離れられんよねなかなか。
あ、里崎は今年も応援しませんよ? 

さあ。
開幕は3月20日。
怒濤の三連敗に小遣い一ヶ月分!
でも出来れば唐川大嶺晋吾には頑張っていただきたい。
成瀬はほっといても勝つだろうし、ナベ俊は……うーん。
ローテ6人目に川越? いやー、ベンチの方針がまったくわからない。新しいチームを一から作り上げていくつもりなんて全くないのはよくわかるけど。

以上、愚痴終わり!
ラベル:マリーンズ
posted by ツネヒサ at 02:56| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 千葉ロッテマリーンズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月11日

2112年まで、あと102年。

そうさ、もうキミが生まれるまで、あと一世紀と少しなのさ。
だからまあ、俺は確実にキミには会えやしないんだけど、俺の孫の孫あたりが、ふっとした拍子でキミに子守してもらえるかもしれんよね。
そのときは、ぜひとも我が家に顔を見せていただきたい。机の引き出しは……少しは掃除しておかないとな。

『ドラえもん』に出会ったのは、アニメが先だったのか、てんコミ第1巻が先だったのか。
いまはしかとした記憶もなく、ただ、気がつけば毎日夜6時50分から放送されていたドラえもんを、OPをでかい声で歌いながら見ていたこととか、なかなか買ってもらえないドラえもんの単行本を買ってもらうべく仮病を使ってみたりとか、そんな場面がフラッシュバックするだけ。
引っ越しばかりしていた俺にとって、幼なじみと言えるのはドラえもんだけだったかもしれない。数少ない単行本を一心不乱に読みふけりすぎて、親に取り上げられたこともあったなあ……。

ということで、ドラえもん。もう三十年のつきあいになります。
今年も無事に映画が公開され、金曜7時からのレギュラー放送をほとんど見なくなってしまった不義理な俺も、なんとか日劇での初日初回に馳せ参じることが出来ました。
いまだに跋扈する大山ドラ原理主義者にウンザリし、結局はわさびドラすらきちんと見なくなってしまった己のふがいなさを、毎年毎年見つめ直すいい機会です。いや、そんなに大げさでもないか。あはは。

水田わさびと大原めぐみのドラのびコンビ、やっぱり最高です。
もちろん大山小原のコンビもね。でも、やっぱりドラのびは「つねに全力で右往左往」していて欲しいのですよ。後期から晩期にかけての大山ドラは、あの「ふーふーふー」という微笑みに象徴されるような、全力全開で保護者になってしまっていて、個人的にはどうにも違和感が強かった。
わさドラには、その違和感をぶち破るだけの破壊力があって、放送初回からものすっごく魅力を感じたんですわ。まあ、同年代の人間にそう言ったら、「なにこの裏切り者」みたいなツラされましたけどね。

えー、『ドラえもん のび太の人魚大海戦』。
実は初見は日劇ではなく、6年ぶりに復活した「大人だけのドラえもんオールナイト」に、これまた6年ぶりに参加して一足先に観てしまいました。
往事の熱気には及ばないものの、さすがに徹夜でドラ映画を観ようという同好の士というか物好きの集まりというか、そんな連中がわっさわっさと劇場に集ってくる様は、ちょっとグッとくるものがありました。
初めてオールナイトに参加してからもう15年も経つんですけどね、あの時の「なんだ、なんでこんなにドラ好きがいるんだよ! すげえよ! ここにいる全員と話してみてえ!」っていう暑苦しい感動を思い出しましたよ。今回参加されてた皆様方。あんたら最高。ドラ好きに悪い奴はそんなにいない。また来年も逢おうぜ、いやホント。

いや、だから映画の話をしよう。
以下には十分すぎるほどのネタバレを含むかもしれないので、未見の方はスクロールを止めることをお勧めする。
あ。でも、まっとうな映画の感想文がお読みになりたいかたは他のサイトをご訪問なさったほうがいいやもしれません。ここでは感想文というよりは、印象をだらだらと書き殴ることが多いので。

今回の白眉はヒロインのソフィア。
あとは、やっぱり要所で炸裂するドラのびコンビのオーバーアクションと、ジャイスネコンビのグッドなザ・漫才ぶり、そしてこれでもかこれでもかと唸りを上げる金子節大炸裂のしずちゃんドラミの可愛らしさ。最高。アニメを観るって愉しみを今回も味わえました。
しずちゃんがゲストヒロインときちんと交流し、それが物語のひとつのキーになってるあたりは、オリジナル脚本であってもきっちり「Fツボ」を押さえりゃいい作品になるんだなと実感。
残念ながら「新・のび太の宇宙開拓史」ではその思惑が一部で空回りしちゃっていて、ドラマの焦点がちとぼやけ過ぎちゃったわけですが、それでものび太とロップルのマブダチっぷりはすごく良かった。劇場版が新シリーズに突入してから、ゲストキャラに不満を持ったことは一度もないんですわ、実際。声優の起用基準には文句が大いにありますが(わはは。でも声優至上主義者ではないです、念のため)、この5年間はその部分に於いてはワタクシとても幸せ。
で。今回も、ソフィアというお姫様キャラが、ペコもといクンタック王子と同様「名君の資質」を持った人物であるとそこかしこで描かれていて好感が持てたし、年相応の明朗快活さと、その未来に確実に背負わされる責務からくる不相応な大人っぽさを併せ持った、ひとりの少女としても素晴らしく魅力的に描かれていたと思います。
まあ、おばあさまに対しては「そこで全権委譲ですか!? 最後までなんちゅうスパルタ」とか「やっぱりアナタだけ舞台が宝塚市のほうに!」とか、ちょっといろいろ思うところがありましたが、このあたりはまあ個人の問題ですな。
あとは、ソフィアとのび太の見せ場が、人魚の剣が顕現するよりも前にあったら自分史上最高のシチュエーションだったなあ。いや、もちろんタダのワガママです! でもね、やはりああいうシーンをぐわっとやるならば、たとえば「のび太を逃がすために、敵中に突撃する美夜子さん」とか、「自分を撃たないのび太を撃ってしまうリルル」とか、「猛火のなか、ペコのあとを独り追うジャイアン」とか、もうそのレベルにまで持って行って欲しかったんですよ。ソフィアというヒロインが良かったぶん、欲求も上昇でございます。
あ、あとは、美夜子さんの「元気出た!」猫パンチクラスの、のび太とヒロインのグッとくるシーンも欲しかった。これはものすごく。だって、ヒーローのご褒美だもんね、やっぱり。
……えー、これ以上ここに妄想を書き連ねるのはなんなので、秘密のノートにこっそり書いて自己満足しておきます。

いい加減とりとめもなさ過ぎるので、まとめ。
ハウス名作劇場で俺の心をいろいろがっちりキャッチしてくれた楠葉監督は、その堅実な手腕で観客を深海まで引きずり込んで、手堅く物語をまとめ上げて我々に見せてくれました。
できれば、そうできれば! もう少しだけ冒険していただいても良かったかもしれない。そう思います。でも、深海を泳ぐ人魚たちの物語は、とても良かった。心からの讃辞、そして謝辞を送らせていただきます。これからも、バリバリとわさドラを引っ張っていってください。

……で。
来年はアレですね、『のび太と鉄人兵団』ですね……。
ドラ映画ベスト3に必ず入るであろうあの大傑作を監督するのは、おまけ映像製作者の法則で行くなら寺本女史(いや、もちろんこちらの勝手な推測予測思いこみ妄念です、念のため)。
『のび太の魔界大冒険』リメイクに続いて、まあなんちゅうプレッシャーのかかる仕事をと思いますが、俺は期待しています。同学年の女性がドラえもんを監督する、ってことだけでももうね、なんか感動するんですけどね。ははは。
先にも書きましたが、『新魔界大冒険』の美夜子さんは最高でした。リルルも、きっとまた新しい姿を見せてくれるはず。あとザンダクロスも。……デザインどうなるんだろ。あれか、Ver.カ○キか?

ナンの目論みもなくただだらだらと書き付けて参りましたが、ともかくドラえもんファンでわさドラも全然問題なくて、子供たちの素直なリアクションを愉しみたいという方であれば、ぜひ劇場まで。

ということで、藤子・F・不二雄全集を収めるために買ってしまった本棚の代金を稼ぐべく、お仕事にもどりますよお。
いやあ、完成品の本棚って、頑丈で素晴らしいけど、重いですな……。
posted by ツネヒサ at 02:37| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月12日

21世紀の恋人

さて、ヱヴァの感想も超時空七夕ソニックの感想も書かずに何をしているかといえば、すんません『fallout3』やってます!
ドラクエじゃないだけいいよね? だめですか?
すみません。

で、戸田恵子の『コスモスに君と』なんかを聴いてぼんやりベランダから見える夜景を眺めてると、自然に視界がぼやけてきたりする繊細な三十代であるわたくしですが、まあアニメのベストEDの一つといえば『21エモン』の初代ED、『21世紀の恋人』(谷村有美)ではなかろうかと。



名曲……。
38話のラストシーン(チーフディレクターである原恵一のコンテ大炸裂の回です。スカンレーさん格好良すぎッス)で、冬馬由美のナレーションと一緒にこの曲が流れている場面は、僕にとっても五指に入る名シーンなんですよね。
あれがあるからいまも頑張れているというか。
ラストの「おかえり、エモンくんっ!」って台詞はいまも鮮明に思い出せますね。
『モジャ公』の数エピソードをミックスしたシリーズ構成もあり、SFアニメとしても屈指の作品ですが、パッケージ化はされてないんですよね。一発DVDボックス頼むぜ!

といういことで、相変わらず唐突なまま今夜も〆。
お休みなさい。
posted by ツネヒサ at 02:25| 東京 ☀| Comment(5) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月08日

Gabriela Robin

超時空七夕ソニック、いって参りました。
時間もないので手短に感想を。

・Steave Conteはやっぱ抜群
・坂本真綾のアカペラにしびれた
・ワルシャワ交響楽団やっぱ半端ねえ
・Origaも山根麻以も生歌聞けるのは至福なんだと再認させてくれる。

後日セットリスト含めてしっかり書きたいなあと思いますが。

しかしですねえ。
「アノ人もくる」なんてシークレットゲストが匂わされてまして、
まあこりゃひょっとしたら来るかもなあと思っていたら。

ラストのラストでまさかのGabriela Robinが登場ですよ。

もうあの数分間だけでも行った意味がありました。

本当にありがとう。
出演者、スタッフの皆様、本当にお疲れ様でした。
本当に、ありがとう。
posted by ツネヒサ at 01:05| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月02日

破。ヱヴァンゲリヲンの真なる福音。

すんません。
space bio chargeのトコ書きかけで超仕事スパイラルに突入しておりました。やっとこ脱出して、今日は仕事をさぼって観て参りました。

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』を。

今週末にまた観にいって、それから感想を書こうと思いますが。
ただ一言いうなれば。

大傑作。

俺の観たかったエヴァは、このヱヴァだったんだと、
十数年を経てようやく認識しました。

庵野秀明によって、今度はなんつうか、
生きる希望をもらったと言っても過言ではない、
そうおもっちょります。
いや、いまだって希望十分で生きてますけどね。ははは。

「序」のラスト、ヤシマ作戦のところで、
もう今回のシリーズは超前のめりに、
俺たちは生きていくんだぜゴルァ!
というモニョモニョしたものがダダ漏れてはいたんですが。
今回は堤防決壊でなだれ込んできてます。

ぜひ、ほんとにこれは観ていただきたい。
公開初日でもないのに上映終了してから拍手起きたよ。
このクソむさ苦しいくらいに熱い観客の一体感て、
やっぱエヴァであり、ヱヴァのもんだよね、うん。

さー、また明日から仕事だ。
頑張ろう。

posted by ツネヒサ at 00:47| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月30日

地球、宇宙、現在、過去、未来。

 ということで、菅野よう子の自選ベストアルバム『SPACE BIO CHARGE』の知ったかぶったレビューみたいなものを書いてるわけですが、なんですか、【DISC1】だけで三日かかってますよあなた。
しかも、【DISC3】の『笑ってた』のあまりの神曲ぶりに打ちのめされてますよ。音源化されてホントに良かった……。

 んでは、自分の備忘録も兼ねて【DISC2】の初出紹介などを以下に。

『SPACE BIO CHARGE』【DISC2】

1.MOON(eco.size)
 :『∀ガンダム オリジナル・サウンドトラック1』
たぶん、これが『∀ガンダム』のアンセムってことになるだろう。アンセム。ちょっと違うか。祝い歌。作品を象徴する音。Gabriela Robinの声で、どこの言語でもない造語で歌われる、遙か遠未来の世界の物語を、そこに生きる人々を祝福する荘厳な歌。富野監督が詞をつけたバージョンは『月の繭』として、奥井亜紀のヴォーカルでEDテーマにもなっております。こちらもまた、遠未来に生きたロランたちと、現在に生きる我々を結びつけるかのような祝福の歌。

2.high spirit
 :『創聖のアクエリオン O.S.T.』
菅野よう子の楽曲から強く喚起されるイメージの一つが「飛翔」。これもそのイメージを頭蓋骨内に反響させまくる一曲。アクエリオンの飛行シーンに使われてたような気がするけど、なにしろあの作品は映像自体のインパクトがハンパ無かったす。河森さんすごすぎ。

3.約束はいらない(eco.size) song by 坂本真綾
 :『THE VISION OF ESCAFLOWNE O.S.T』
坂本真綾のデビュー曲ともなった、アニメ『天空のエスカフローネ』のOPテーマ。こんなジェットコースターのように転調しまくる曲を伸びやかに歌いこなす16歳にあっさり打ちのめされた記憶が。そしてその後はご存じの通り、声優という枠を飛び越えて、素晴らしい歌手の一人として活躍中。今回のバージョンはeco.sizeなので、オリジナルよりも30秒ほど短くなっております。というか、いつ聴いてもホントにすげえ曲だ。

4.Be Human song by Scott Matthew
 :『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX〜be Human』
『攻殻機動隊S.A.C.』の影の主人公(たち)であるタチコマを主役に据えたコンセプトアルバム。そのファーストトラックがこれ。ただのAIから、ゴーストを獲得した(かに見える)タチコマたちの心情を綴った一曲……ヤバいんすよ、泣けて仕方がない。バトーの為に身を挺して散った1stシリーズとか、あれはとても卑怯な演出だったぞチクショー(全力で賞賛)。『攻殻機動隊S.A.C.』が持つテーマ、「人の意識って結局、なに?」という部分においては、タチコマが真の主人公なんだよなー、と勝手におもっとります。

5.GET9(eco.size) song by Jillmax
 :『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX O.S.T.2』
『攻殻機動隊S.A.C.』地上波放映時のOPテーマ。とりあえずHIPHOPすよHIPHOP!(よくわかってない人) でも格好いいんだよなあ。『攻殻機動隊S.A.C.』は、音によって作品イメージを固定化しないのがすげえなあとおもっとります。ロシア語だったりイタリア語だったり英語だったり。曲のジャンルをがらりと変えても、それが浮くってことが無いのもすごい。打ち込みバリバリの『player』や『inner universe』があるかと思えば『living inside the shell』や『i do』のようにミドルテンポなじっくり聴かせる曲もあって、そんでもってこの『GET9』とかね。これを使いこなしちゃった神山監督もスゲーっすホント。


……いろいろ聴き直したりしてるからちーとも進まん!
また次号!

posted by ツネヒサ at 02:57| 東京 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | 備忘録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月27日

SPACE BIO CHARGE

ということで、無事に菅野よう子のベストアルバムを入手ー。

菅野よう子は超すげーイカした作曲家というよりも、日本最強のアレンジャーであると思っております。その懐の深さ、広さはホントに尋常じゃない。
「どっかで聴いたことのあるフレーズ」だろうがなんだろうが、すべてを噛み砕いて飲み込んで、求められる音楽としてきっちり再構築して送り込んでくる。
スゲーっすよ。おそろしい人だぜ。
少佐じゃないけど、「エスパーよりも貴重な才能」って奴。

で、肝心の『SPACE BIO CHARGE』ですが、選曲も有名どころから渋めなところまで幅広く。個人的にはSteave Conte(CROWN JEWELS、THE CONTESのヴォーカル&ギターな人)がボーカルを取っている曲が少なかったのがちょい残念。だかしかし、これまで菅野よう子が関わった作品群からうまいこと持ってきてらっしゃる! 素敵なセレクトです。やべえです。収録漏れした曲を考えると、ACT.2とかも楽勝で行けるぜ!
たのむぜFlying Dog!

space bio charge.jpg
YOKO KANNO SEATBELTS
来地球記念コレクションアルバム「スペース バイオチャージ」

とりあえず、インナーに収録曲の初出などの情報が気持ちよく全カットされていたので(わはは)、自分の備忘録もかねていかに。

『スペース バイオチャージ』
【DISC1】

1.Fly up in the air(eco.size)
 :『MACROSS PLUS ORIGINAL SOUNDTRACK PLUS - for fans only』
たぶん『O.S.T』ではなく、こっちのアルバムのVerではなかろうか。『マクロスプラス』を代表する名曲。

2.Tank!(TV stretch)
 :『COWBOY BEBOP SOUNDTRACK 1』
『カウボーイビバップ』を見たことはなくても、この曲を聴いたことがあるという人は多いはず。あちらこちらで便利なBGMとして使い倒されてしまっている、OPテーマとして使用された名曲。

3.荒野のヒース song by AKINO
 :『創世のアクエリオン オリジナルサウンドトラック』
アクエリオンはパチンコオリジナルじゃねえ!と説明するのに疲れていたあの頃。それはともかく、AKINOのすげえ歌唱力を堪能できるマジ逸品。第14話のEDとして使用。

4.トルキア(eco.size) song by Gabriela Robin
 :『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX O.S.T.3』
変態的名曲がズラーッとならぶ『攻殻機動隊S.A.C』の楽曲の中でも、個人的に一、二位を争う曲。収録されてシビレすぎて漏らしそう。サンプリングとかどうやって持ってくるんだろう。この1トラックは神。……で、結局Gabriela Robinは誰なんでしょう?

5.WHAT PLANET IS THIS.
 :『COWBOY BEBOP -Knockin' on heaven's door-Ask DNA』
劇場版『カウボーイビバップ』からの一曲。ライヴ版聴くと、野太い声で「ワップラネッ! イズディス!」って声が響きまくってて最高です。

6.ハイヒールラナウェイ(eco.size)
 :『DARKER THAN BLACK-黒の契約者- O.S.T』
アニメ『DARKER THAN BLACK』のサントラから。飛び飛びに見てたからちーっとも音楽覚えてません! しかしこの人の引き出しはいくつあるんだ。しかも数だけじゃなくて奥が深い……。

7.Ask DNA(eco.size) song by ラジュ・ラマーヤ
 :『COWBOY BEBOP -Knockin' on heaven's door-Ask DNA』
劇場版『カウボーイビバップ』のOPを飾った名曲。ダルダルな感じが、映像にドハマリしてて最高でした。あのOPはすごいわ。

8.Could you bite the hand? song by Steave Conte
 :『WOLF'S RAIN O.S.T』
菅野作品に欠かせないSteave Conteがヴォーカルをとっております。『WOLF'S RAIN』のOP『stray』も格好良かったなあ……。ちなみにSteave Conteのサイトはこちら。しかしyoutubeなんかを見ると、海外では『WOLF'S RAIN』は結構ウケが良いようですな。

9.player(eco.size) song by Origa with heartsdales
 :『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society O.S.T』
Steave Conte、Gabriela Robinと並ぶ菅野三大ヴォーカリスト、Origaがヴォーカルをとる『攻殻機動隊S.A.C S.S.S』のOPテーマ。なにしろ歌詞がロシア語である事による異質感が素敵。菅野×Origaといえば、一番衝撃を受けたのがJR東海のCMソング(『21世紀が、のぞみました』篇。grand funcのサイトでまだ聴けるはず。)だったんですが、それ以来この二人にはやられっぱなし。

10.Power Of The Light(eco.size)
 :『ブレンパワード オリジナルサウンドトラック』
アニメ『ブレンパワード』の世界に一気に引きずり込むような、サントラでもファーストトラックに収まっていた曲。菅野よう子の生み出す劇伴は、その映像世界に有無を云わさず、しかししなやかに引きずり込んでいく優雅さと力強さがある。それを思い知らせるマスターピース。

11.限りなき旅路 song by 奥井亜紀
 :『∀ガンダム オリジナル・サウンドトラック3 COCOA』
なんと言えばいいのか、富野監督自ら『機動戦士ガンダム』を乗り越えたというか、呪縛から解き放たれたように作り上げた大傑作『∀ガンダム』。個人的にはこれこそが『ガンダム』というシリーズを作り続けてきた理由にすらなるんじゃないかという……監督に殴られますね、ははは。その掉尾を飾ったEDテーマがこの曲。『月の繭』からこの曲に到る、最終話のラストシークエンスは、いつ見てもやばいくらいに沁みます。物語の最後を飾ると云うことはこういう事なんだなと。ソシエの涙と叫びのシーンは屈指の名シーン。いやまあ、バックに流れてるのは『月の繭』なんですけどね。

12.DANCE OF CURSE(eco.size)
 :『THE VISION OF ESCAFLOWNE O.S.T』
菅野よう子ファン(と坂本真綾ファン)を急増させたアニメ『天空のエスカフローネ』からのセレクトはこれ。さすがです菅野さん。「エスカッ! フロッネッ!」と作品タイトルをコーラスが連呼。ストリングスの緊張感あふれる冒頭から、打楽器ドカドカでガックンガックン盛り上げていく最強の劇伴。これをバックに巨大なガイメレフが剣を打ち合う戦闘シーンと併せて、視聴者を軽々と異世界にぶん投げてしまう恐るべき逸品。

13.Genesis Of Aquarion song by AKINO
 :『創世のアクエリオン オリジナルサウンドトラック2』
アニメ『創世のアクエリオン』の最終回で使用された挿入曲。一躍有名になったOP『創世のアクエリオン』を含みながら、河森節大炸裂のあの神話的最終回にドはまりのアレンジが施されとります。AKINOの兄妹ユニットであるbless4の歌声を堪能するのみ。最高。

14.Lithium Flower song by Scott Matthew
 :『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX O.S.T.』
オーストラリア出身のヴォーカリスト、Scott Matthewがヴォーカルを取っております。Steave Conteといい、イイ男連れてくるなあ。『攻殻機動隊S.A.C.』のEDテーマ。歌詞を見れば一目瞭然ですが、公安9課の少佐こと、草薙素子大礼賛ソングでございます。内容には全く同意だ!

15.Shiro, Long Tail's
 :『WOLF'S RAIN O.S.T.2』
『WOLF'S RAIN』の劇伴。O.S.T.1に収録されていた『シロ』のロングバージョン。悲劇的な何かを予感させながら、それでも突き進んでいく物語そのものが、この三分強の短い時間のなかにある……と思うんだけど、どうすかね? 割と流しながら見ていたアニメなのに、たとえばこの曲を聴けば、キバの疾駆する映像が頭にフラッシュバックするわけですよ。どんだけ強烈に刷り込まれてるんだろう。有能な映像作家と彼女が組めば当然の結果なのかもしれんけども。

16.inner universe(eco.size) song by Origa
 :『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX O.S.T.』
『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』CS放送時のOPテーマ。地上波だと『GET9』が流れてましたな。ヴォーカルはOrigaで、一部英語以外はやはりロシア語の歌詞。押井版『攻殻機動隊』では、川井憲次による「アジア的無国籍」なサウンドが世界観に濃厚な色づけをしておりましたが、この『攻殻S.A.C.』では、この曲が持つ空気が、押井版との違いを決定的にした気がする次第。

17.ライオン song by May'n 中島愛
 :『マクロスF VOCAL COLLECTION「娘たま♀」』
もはや何をかいわんや。菅野よう子の「若く有能な女性ヴォーカリストを鬼のような曲で鍛え上げる」プロデューサーとしての恐ろしさも炸裂した『マクロスF』、後期OPテーマ。音楽と空間ドッグファイトという二律背反なテーマに果敢に挑みつづける『マクロス』シリーズでも屈指の歌姫、May'nと中島愛のツインヴォーカルであります。飯島真理にはまだまだ届かんが! でもこの曲を聴くと人生前のめりになれます。名曲過ぎるわ。

18.地球共鳴
 :『アルジュナ into the another world』
河森正治監督のアニメ『地球少女アルジュナ』より劇伴。どこかアディエマスを思わせるスケールのでかい一曲。しかし、聴いた瞬間に「ああ、菅野さんだ」とわかるってやっぱすごいことだよな……。アニメ自体は超実験的な作品で、自分の周囲でも高評価というわけではない。しかし! 主題歌が坂本真綾の『マメシバ』であったり、劇伴音楽は相変わらず高レベルを維持。

19.ラクエン〜secret garden
 :『WOLF'S RAIN O.S.T.2』
『WOLF'S RAIN』より。シークレットトラック。菅野サウンドのハンパないところは、映像とのリンクの強さもそうだが(これは音響監督や監督自身のセンスも重要だけど)、サントラを聴いているだけでも脳内で勝手に物語が動き出す、というところだろう。アニメ自体を見ていなくとも、サントラを聴くと、驚くほど明確にさまざまな物語が浮かんでくる。もちろん、映像を見た上で聴くとその効果は十倍とか百倍にもなるんだが、音楽自体に「物語」が仕込まれてるんだもんなあ。それ故に、意外に起用する方も腰が引けちゃうって事もあるんじゃないか知らん。


以上、ようやくDISC1終了!
長い!
あと2枚!


今日も疲れた! また次!
posted by ツネヒサ at 02:18| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 備忘録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月19日

夕陽を背に受けて帰っておいで

出ます。
もっとも待ち望んでいたといっても良い本が。
藤子・F・不二雄全集。
公式サイトは以下。
ついに詳細な情報が掲載されはじめました。
http://www.shogakukan.co.jp/fzenshu/index.html

これはほんとにヤバい。
ヤバいくらいにすごい。
小学館お得意の言葉狩りは今回もたぶん炸裂するでしょうが、それはもうあきらめた。
とにかく、最後まで突っ走って欲しい。
第1期33冊に収録される作品はスタンダードな代表作ばかり。
ジャングル黒ベエ復活とかどんな奇跡だよ!
チンプイもTPぼんも第2期以降かよ!
とか、一人で興奮してます。収まりません。
国際オバケ連合の話はちゃんと収録されるのかなあ……。

藤子・F・不二雄先生の作品が我が血肉といっても過言ではない僕ですが、とりあえずこのために本棚をひとつ新調するつもり。棺桶にも入れて欲しいわほんとに。
もう、二度とこんな本は作れん!というくらいに、小学館の維持とプライドを全部ぶっつけて欲しいです。全部受け止めてやる!
posted by ツネヒサ at 02:19| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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